すっかり夏ですね。

昨日7月23日は知合いの誕生日でした。
でした。と過去形なのは、その知合いは昨年亡くなったからです。
ネットのオフ会で会ってから、16・7年来仲良くしてきた知人でした。

ハンドルネームfrom西宮さん(本名:本行克美さん)という兵庫県西宮に住んでいた方で、パソコン通信のニフティサーブ時代につないでいた人は知っている人がいるかもしれません。

亡くなってから、札幌でのさよならオフ(その時の記事:今日の酒。西宮さんこと本行克美さんさよならオフにて。)の他に、帯広でもさよならオフをしたり、この前の帯広のオフ会でも少し話題にしたりと、今でもよく思い出します。

西宮さんが亡くなった時、こちらに連絡きたのは数週間過ぎていて、連絡できる手段はすべて通じないという状態で、ただネットを通じて亡くなったと聞かされただけ。本当に亡くなったのか未だに不思議な気持ちです。

最近、1ヶ月おきにかかって来た電話も来なくなった事から、そうなんだと少し思えるようになりました。

西宮さんは、北海道のオフ会によく来ていて、十勝のオフ会には年に5回位来ていた時もあり、十勝オフでは常連メンバーでした。

ここ数年は休職したり、病院に行ったり、お酒もやめて、なかなか北海道にはこれないようでしたが、時々電話が来るので、あまり会ってないという印象がなかったのもあります。

今でも「こんばんわー、西宮です。」という話し方や声を思い出します。

最後に来た時は、両親が北海道旅行するので案内して小樽の柿崎商店などに連れて行った。と話していたような気がします。

亡くなったと連絡があった時、自宅や携帯の電話番号、会社のメールアドレスなども不通になり、会社は知っていましたが復職したか聞いていなかったので連絡をしづらく、自宅の住所は一度引越ししていて判らないのもあり、結局連絡を取れませんでした。

隣の県の実家にはご両親がいると聞いていますが、ご高齢ですし、連絡先も判らないままです。

ネットや携帯で普通に連絡できる人でも、ふいに何かあると全く連絡も取れず、何も判らなく、縁が切れてしまうという事があるように、ネットを通じて連絡を取っていると10年20年30年付き合っていた友人でも、忽然と判らなくなってしまうという事が、今回、判りました。

網走の流氷着岸位置を道民より把握していた、西宮さん。
サンゴ草の季節になると網走に来ていた、西宮さん。
網走の駅で会ったら、すでにチューハイを持っていた、西宮さん。
お約束だけど鉄な話には盛り上がった、西宮さん。
カラオケで歌う富士山が強烈で、他のお客さんに富士山の人と言われていた、西宮さん。
私達が入籍した時、素敵なレストランで入籍祝いをセッティングしてくれた、西宮さん。
ゲーセンの名刺のイラストが激似だった、西宮さん。
あまりに似ているけど無くなったので、同じような名刺を作ってと私に頼んだ、西宮さん。
よく、職場の愚痴を話していた、西宮さん。
新しい路線が出来たら当然のごとく乗りつぶしに行っていた、西宮さん。
西宮の馴染みの店で歌ったカラオケ曲のリストが凄い数になったと時々報告していた、西宮さん。

この前のオフ会では、こうやって話してあげるのが一番いいと言っていましたが、時々はまた思い出して、オフでも昔の話をしたりしようかと思っています。